大阪山草会
はじめに
大阪山草会の発足は古く、昭和4年(1929年)
6月に天王寺公園内公園事務所で開かれた創立協議会
に於いて、「大阪山草会」の前身といわれる「大阪山草
倶楽部」として設立されました。
当時、高山植物をはじめ山野草栽培の研究や普及を
目的として発会。 翌年、昭和5年の春からは公園内で
高山植物展が開かれ、その後は戦争により一時中断し
ましたが、会員は引き続き山野草を愛し栽培を続ける
中、昭和38年「大阪山草会」と名称を改め再び発足
の運びとなりました。
昭和4年から数え、実に80年以上の歴史があります。
現在の会員数は90名です。
当会は、絵、写真、ハイキング等々の部会はなく、全員
が山野草栽培に関与しています。
毎年行っている天王寺公園内での展示会では、春には約800鉢、
秋には約600鉢の作品が展示されます。
「栽培はチャレンジです」
30年以上栽培に関わっていても、残念ながら大切な山野草を枯らすこともあります。
失敗があるから成功しようと思い、手法を変えて翌年に期待を持つ。なぜ枯れるのか?
と疑問を持てば、会員間で意見交換をしましょう。
「展示会は大きな目標です」
山野草は開花期間が短く、一季咲きの花が多いようです。開花すれば一年間の労が報われ、
育てて良かったと実感されることと思います。趣味家として、山野草栽培を楽しむ最高の
喜びの瞬間ではないでしょうか? その瞬間の感動を多くの方と共有してみませんか?
天王寺公園内での展示は、入会時より出展できます。全員出展が目標です。
出展により、見学の方から様々な評価をいただきます。
それが必ず次への励みとなることは間違いないでしょう。
大阪山草会 会長